御伽噺の怖いお話(想像) 桃太郎編

桃太郎。


昔々、あるところに。

お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に。


川の上流からどんぶらこ、どんぶらこ、と大きな桃が。


御伽噺はたとえ話として、この話にリアリティを持たせみよう。








大きな桃が川の上流から流れて来る筈は無い。



ましてや子供がオギャーと出て来る筈も無い。








大きな桃









女体だとしたら。

子供が出てくることもあるかもしれない。







大きなお腹の女体







そして死体。











お爺さん(これ、お腹に子供おるで....)





スパーン





オギャー








お爺さんお婆さん

(おった.....子供生きとる......)









育てましょう。









すくすくと成長し、桃太郎は疑問に思う。

お爺さんとお婆さんは、桃太郎に告げる事もあったかもしれない。



「お前の母親は川の上流から流れて来た。妊娠してお腹の大きくなった死体の姿で。」




桃太郎は妊娠した母親を殺したものがいると認識する。





鬼だ。





そんな事をするのは鬼だ。







オニガシマノオニタイジ










オニガシマノオニタイジ











ニガシマノオニタイ










桃太郎は決意する。






鬼ヶ島には王がいた。






鬼の王。






















仲間と力を合わせ鬼と対峙した。





鬼退治。







鬼退治。












オニガシマノオニタイジ








鬼の城には金銀財宝があった。


鬼の王を殺した。







仲間と金銀財宝を持ち帰り、ハッピーエンド。









オニガシマノオニタイジ









桃太郎と鬼の王の戦いは桃太郎が勝利した。





桃太郎はその土地で王になったのかも知れない。
















桃太郎、鬼ヶ島の鬼退治



























昔々、あるところに、お爺さんとお婆さんが



















なんて事を、





想像してみたんだ。