2017/07/14 睡眠中にて

睡眠中にて。団地レベルの大きな建物の中という限定された空間で、病院かと思われるような雰囲気。映画に出てくるようなぬいぐるみを抱えた女の子が家族に囲まれながら心配そうにこちらを見ていたり、なぜか女性の比率が高い。通り過ぎるスーツ姿の美人な女に僕は過去に何かされたようで、その女性は反省して方向転換を実践し成果を挙げているのだが、最初から関わるつもりのなかった僕は力強さを感じる綺麗な笑顔にすら白けたまま無表情に素通りする。背の高い老婆を含めた背の高い女性数人が長机を前に、にこやかに何かを説明しようとしているので、用意されているソファの空いている場所に座る。これから話そうとする内容に僕はうんざりした予想がついてしまっていて、背の高い老婆が喋り始める前からいつでも黙らせる事が出来るという余裕を抱え、いつ話し始めるのかを待ちながら、老婆と目が合った瞬間に、それらの準備を察知した老婆の警戒の眼差しを茶番が始まるのだなという気持ちのまま目を合わせ続け、冷ややかに見つめていると、長机と共に撤去が始まり、彼女たちは話もせずにいきなりシーンが変わるように姿を消す。「おい、仕舞いかよ。」とつぶやいた後、部屋を出るとき、看護師のような上下白の姿をした男(「岸」というネームが胸元に)が態度を注意しているのか僕の足を足で小突き、それに対して少々大袈裟にバカにしながら廊下に出ていき、何故か自分の靴の紐を付け直す作業をしていて、短い靴ひもを靴穴に通していると女の子が心配そうに横に来て座りながら様子を見ているものの、こんな子供にまで心配されるような有様かよと少しばかり情け無い気分になりながら